百舌鳥・古市古墳群が登録されますね。
私も地元民として、
旅行ブログの端くれとして、
盛り上がりに一役買いたいと思い
登録の見通しの報道が出てから
ルートをずっと考えていましたが
難しすぎるorz
地元民が考える
百舌鳥・古市古墳群観光の注意点をご報告します。
がっかりスポットにならないためにも。
(今のままだと確実にがっかりスポットになる)
このブログの目的
決して今回の世界遺産登録に対し
水を差したいわけではなく、
とても喜ばしいことです。
しかしながら
このままでは絶対にがっかりスポットになる
と危惧した地元住民が
可能な限り注意点等情報発信をして
期待外れと思う観光客を一人でも減らしたい
と勝手に足掻いている記事です。
観光の問題点
全体像が見えない
散々報道されているので
既にお見知りおきかとは思いますが
あの鍵穴の形を見れる場所はありません。
近くに行った所で、ただの森です。
何なら場所によっては独特の臭いがします。
中に入れない
こちらも登録に際し、
一番のネックだった部分で散々報道されていましたが
宮内庁の管理下にあるため、
中に入ることはできません。
調査も滅多に行われません。
十数年前まで
今回登録された古墳群の中に
釣り堀があった古墳があることは内緒です。
アクセスが悪い
今回の登録に際しての評価ポイントになった
生活と共生しているということ
にもあるように
住宅街の中に点在しています。
古墳に直結しているような駅が
全てにあるはずもありません。
今回登録された古墳群を全部回るのは
公共交通機関を使うとすれば
・電車+徒歩(ものすごく歩く)
・バス
・タクシー
になります。
バスだと
南海バスか、地域巡回型のバス
になると思いますが
地元民でも効率的に回るルートは全く思いつきません。
周遊バスの検討に入ったようですね。
そりゃそうだ。
ちなみに地元民でさえも
ごめん、古市ってどこ…
という状態でした。
的を絞って観光すべし
上記でご説明したとおり
アクセスが悪い場所に点在しているので
よっぽどの古墳マニアでない限り
的を絞って訪問すべきです。
やはりここはメインである
大山古墳(仁徳天皇陵)に絞るべきでしょうか。
よって当ブログでは
仁徳天皇陵から観光できるスポットに絞って以下ご紹介を進めます。
仁徳天皇陵の立地解説
歴史的に見ると
昔はいろいろ栄えていました(ざっくり)
大阪府の北側はお上品、
難波より南側は庶民的な場所になります。
南大阪といえば
岸和田のだんじりですが
岸和田だけでなく
南大阪各地でだんじりを実施しており、
だんじり実施地域は総じてガラが悪い下町感溢れる場所になります。
ちなみに今回ご紹介する堺は
だんじり地域と
布団太鼓の地域が混在しており、
仁徳天皇陵付近は布団太鼓実施地域になります。
堺観光におすすめの方
大阪市内はもちろん、
関西の観光スポットは行き尽くしたという方。
大阪市内の方が観光スポットがたくさんあります。
大阪市内に飽きたのならば
京都や奈良や神戸に行く方がよいです。
それでも古墳の近くに行きたい
(決して「古墳を見たい」という目的ではない方)
は、堺を観光してみましょう。
地元民が考えた観光ルート
地元民が必死に考えた観光ルートをご紹介します。
スタート
難波や関空に繋がっている
起点に便利な路線です。
南海グリル
鉄板焼きのお店です。
地元民もなかなか行けないお店です。
本店は駅から離れた所にあるのですが
こちらのお店は駅にあるのでアクセスしやすいです。
さかい利晶の杜
堺といえば
この2名について堪能できるこちらの施設。
近くには
千利休屋敷跡、
与謝野晶子生家跡もあります。
堺駅から徒歩10分
もしくはバスで5分ほどです。
本家小嶋
堺名物の芥子餅を頂くことができます。
先程のさかい利晶の杜から徒歩すぐです。
かん袋
こちらも名物くるみ餅を頂けます。
かき氷のかかった氷くるみ餅が美味です。
先程の本家小嶋から徒歩5分ほどです。
堺市役所展望ロビー
入場無料で
大仙古墳も丘のように森のように見ることができます。
時間帯によっては
案内ボランティアの方も多数控えています。
ちなみにこちらには
こんなパネルもあります。
せんとくんのデザイナーの籔内 佐斗司さんが
堺東駅は堺の中では昔は栄えていた場所で
近くの堺銀座通り商店街の中には
昔ながらの美味しそうなお店も多々あります。
チェーン店が多くなってきましたが、
食べログで検索すると上位にラーメンが多々引っかかります。
ちなみにこちらの商店街は
かつてコブクロが路上ライブをやっていた場所でもあります。
小淵さんと黒田さんが出会ったのも
この堺銀座通り商店街なんだとか。
仁徳天皇陵の鳥居
散々口すっぱくお伝えしてきましたが
古墳の全体像を見れる場所はありませんが
こちらが一番仁徳天皇陵っぽい場所になります。
JR阪和線「百舌鳥」(もず)駅から徒歩6分
ちなみに近くには大仙公園があり
自然がいっぱいです。
堺市博物館もあります。
古墳で発掘された物が展示されているわけでもないですが
暇潰しにいかがでしょうか。
サカイタケルくん再び。
帰り
上記の最寄駅が
JR阪和線「百舌鳥」(もず)駅
なので
北に行けば、天王寺や梅田、新大阪など
南に行けば、関空に帰ることができます。
堺の観光キーワード
刃物、鉄砲、自転車
こちらを押さえておくと
堺の観光ルートが見えてきます。
おすすめ観光ルートは
堺市からも案内がありますので
ご参考にどうぞ。
おすすめの時期
堺まつり(10月)
10月頃に堺まつりが行われていて
パレードや出店が出ています。
※ただしバスが運休になるなど少し不便になります。
布団太鼓(9月頃)
地域によって開催日にバラつきがありますが
せっかくの訪問ついでに見れたらラッキーですよね。
桜の時期
紅葉の時期
まあ当然、なところですかね。
大仙公園で楽しめます。
堺の宿泊
元リーガロイヤル系列のランクの高いホテルです。
あとはビジネスホテルチェーン系列がいくつかあります。
大阪市から離れている分
少し料金は安めの設定でしょうか。
まとめ
・上空から全体像を見下ろす場所はない
・入ることもできない
・アクセスが悪い
それでもよいという方は、是非一度訪れてみてください。
地元民としては
世界遺産に登録されたことについて
嬉しくも思いますが
がっかりスポットにならないか
不安でもあります(笑)
今回の世界遺産登録に際して
古墳群の循環バスルート等ができればいいですね。
しかし本来、世界遺産は
「遺産の保護や後世に遺したい」
という目的のものであり、
観光資財としての利用目的ではありません。
今後も価値あるものとして
遺し続けていきたいなという思いです。
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