今年の夏休みどこ行きたい？と連れに聞くと
・温泉旅館に泊まりたい
・でも海外にも行きたい
という矛盾した希望条件を言い出しました。
普通はどちらかを諦めますが
連れはなんと、どちらも叶える場所を探し出してきたのでした。
それが
台湾の加賀屋
でした。
日勝生加賀屋(RADIUM KAGAYA INTERNATIONAL HOTEL)
日本の加賀屋がそのまま
台湾にも存在します。
なので質は間違いなしです◎
確認メールを日本語で受信
今回楽天トラベルで予約をしました。
普通なら予約完了直後に代理店からの自動メールのみ受信して当日宿泊という流れですが、
宿泊約1か月前に
加賀屋から日本語で諸々の確認メールがきました。
海外ではもちろん
日本でも宿からの宿泊確認メールは少ないですが
海外の宿が流暢な日本語で！丁寧にメールをくださるなんて！
（よく見ると拙いところが人間味を感じて健気で嬉しいです（笑））
宿泊前から期待できます。
送迎バス
新北投駅から徒歩6分ですが
北投駅から予約制の送迎もあります。
しかも北投駅からだと乗り換えが1本少なくなるので楽ちんです◎
前日にメールで予約をしましたが、
満席でもなくレスポンスの遅れもなく
問題なく予約できました。
場所は北投駅を出て右手すぐですが
送迎予約確認メールでも詳細に説明があるので迷うことはありません。
一緒に乗り合わせた方も日本人客でした。
チェックイン
がっつり日本語でチェックインさせていただき
着物を着た現地スタッフさんに
がっつり日本語で館内をご説明いただきながら
部屋へと案内していただきました。
送迎バスで預けた荷物はいつの間にか部屋に先着していました。
部屋に着くまで10分足らずでしたが
海外でこの仕事の早さは感激します。
しかもきちんと敷物を敷いてくださっております。
お部屋に案内後はお茶菓子をお持ちしますと一度出られました。
その後違う方が間違えて部屋に入ってくるプチアクシデントはありましたが気にしません。
お抹茶とバラ味の和菓子を頂きました。
男性はきなこ味の和菓子でした。
夕食を何時にするか、アレルギーはないか、
ではその時に布団を敷きに参ります
とやり取りをして、一連の流れは終了。
台湾だけど日本のままです。
カードキーに日本語の案内まで。
Wi-fiもばっちりです。
ホテル入口でやっていた縁日の無料券を頂きました。
しかし部屋を満喫しすぎて営業時間に間に合わず(^^;
部屋
とても広いこと！
2部屋＋廊下＋玄関＋バス洗面トイレ別
そして完璧に日本です！
リビング
廊下からリビング／寝室を眺めました。
リビングは早々にとっ散らかしてしまったため
部分的に撮影します。
大きな窓が気持ちいいです！
左手には図書館、右手には温泉博物館
北投の観光スポットを一望できました。
リビングのテレビです。
テレビはもちろん日本の番組も写ります。
放送の時差もないように感じました。
電話のカバーが和風です。
お茶が充実していました。
緑茶・玄米茶・ウーロン茶がありました。
リビングには座椅子もあります。
掘りごたつ形式で足も楽々です。
各部屋にエアコン完備です。
寝室
リビングから寝室を眺めた図です。
こちらにもテレビがあります。
外国人が好きそう。
こちらにも電話カバーが。
クローゼットとセーフティボックスがありました。
浴衣となんとマスクまで。
消臭ミストまで。日本だ…
棚が二段ありました。
紙袋とランドリー袋と服用ブラシ。
下段は空。広々。
晩御飯から帰ってきたら布団が敷かれていました。ふかふか。
冷蔵庫
こちらを無料で頂けました。
日本の飲み物に、台湾ビールも！
玄関
スタッフさんが帰る時に靴を靴箱に入れてくださったようです。
館内はしっかりした草履で移動できます。
部屋風呂
台湾加賀屋の魅力は部屋風呂！！！
広すぎるバスタブには
部屋風呂にも温泉を引けます。
一番左の温泉マークから温泉が出てきます。
温泉単体だとアツアツなので無念ながらも加水します。
しかしいいお湯です。
しばらく湯冷めせず、尋常じゃなくぽかぽかが継続しました。
景色も最高です！！
洗い場も広々です。
シャンプー、ボディソープは
ESPAというイギリスのブランドでした。
温泉の極意も三か国語で表記されています。
洗面
洗面も明るくて広々しています。
水のペットボトルが人数分、
手前の紫の袋には手ぬぐいが入っていました。
黒い箱にはアメニティが入っていました。
歯ブラシ、かみそり、ヘアゴム、シャワーキャップ
こちらにもESPAがありました。
ドライヤーも申し分なし。
トイレ
自動でドアが開きます。
海外ではハイテクすぎる…！
館内
エレベーターから見える光景も日本そのままです。
ロビー
日本語もばっちりです。
かわいい浴衣セットがありました。
こちらは有料です。
調度品も日本感あふれます。
大浴場
部屋風呂で十分満喫できたのですが
せっかくなので足を運んでみました。
もちろん写真撮影はNGなので文字のみで…
文字通り「温泉フロア」で部屋番号を伝えると
ロッカーの鍵とシャワーキャップを貰えます。
（4階なのですが、4という数字を避けて？温泉マーク表記になっていた！）
男湯女湯の前には
ちょっとしたくつろぎスペースと
足湯がありました！
足湯も入りましたが
入浴後の熱い体には暑くて長居はできなかった…。
でも雰囲気は抜群だと思います。
男湯女湯のドアで鍵をかざしてロックを解除します。
ロッカーの中には大きなバスタオルが2枚予め備え付けられていました。
（返却毎に清掃しているのかな？）
夜の訪問で、何人か台湾人がいらっしゃいました。
海外ですが裸でオッケーです。
日本と違うことといえば、シャワーキャップが必須なことでしょうか。
なので入口でも配布されます。
お湯はかなり熱めで長居できず…。
ロッカーは広々としていましたが
ドライヤーのエリアは少し狭めでした。
アメニティはESPAの基礎化粧品や
日本のブランドのヘアスタイリング剤など充実していました。
ご飯
朝夕付プランを予約していました。
こちらのレストランで頂きます。
夕食
懐石料理でした。
チェックインの時にも聞かれましたが
こちらでもアレルギーの有無を確認されました。
席に通されると
旅館でよく見る本日のメニューが！
でも台湾なのでひらがな無しのオール漢字です。
日本のお酒も充実しています。
写真には収めていませんが
ハイボールは中国語だと「高飛球」になるんですね。そのまんま。
台湾ビールも捨てがたいですが
キリンビールにしました。和食なので。
前菜。
汁物。
お刺身！ぷるっぷるでした。
アワビとベビーコーン。
基本和食なのですが、和食ではなかなかチョイスしないような面白い組合せの料理が多かったです。
和牛のすきやき～
お出汁はなんとトマトでした。美味しかったです。
白身魚のカツレツと枝豆ソースです。美味しかった。
お味噌汁の出汁の美味しさに感動しました。
海外ではなかなか出会えないクオリティです。
海外のお味噌汁は
「お湯に味噌溶きました！！」というだけの汁なことが多いですし（笑）
お漬物も日本そのまま！
デザートは写真に撮らずに食べてしまいました（笑）
フルーツとチーズケーキでした。
さっぱりヨーグルト風味です。
海外でこのクオリティの和食は出会えないと思います。
ただの和食なだけではなく、現地の食材も活かしたようなメニューでした。
美味しかったです。
ごちそうさまでした。
朝食
バイキングです。
朝からちゃんとしたクオリティのお刺身が海外で食べられるって素敵すぎじゃありませんか！！！
いなり寿司に巻き寿司だなんて日本すぎる
「関東煮」という名前のおでんもありました。
納豆もあります。
日本の米は世界一！
パンもありますし、トースターもありました。
基本は和食ですが
台湾のものもあります。
ほかほかの飲茶もいただけました。
デザートも充実していました。
台湾っぽい甘いスイーツ
ミルクレープの生クリームは
日本ではあまり出会えないような、
でも懐かしい味で美味しかったです。
台湾といえば？大きなヤクルト
やはり台湾。
冷たい飲み物よりも暖かい飲み物の方が多かったです。
お茶パックに、コーヒーメーカーもありました。
朝からたくさん食べすぎました。ごちそうさまでした。
周辺観光
部屋からも見えていた
図書館と博物館がある公園に行ってみます。
図書館
綺麗です。
博物館
煉瓦造りが綺麗です。
地熱谷
ホテルから徒歩15分ほどに
別府温泉の地獄温泉のような場所があるので行ってみました。
川の近くもむわっとしていて
源泉が流れ込んでいることを感じます。
道から湧き出るスチームにあてられた植物もありました。
雰囲気はまさに別府。
到着しました。
が、まさかの月曜定休に被ってしまい入れず！！
写真はグーグルさんからご覧ください。
行く予定をしている方はご注意を(T_T)
総括
海外でここまでの日本クオリティを味わえるだなんて思ってもいませんでした！
海外に行きたい、でも日本の温泉も行きたい
という矛盾した欲求を抱えてお悩みの方には大変おすすめです。
ただ一方で
日本の加賀屋を期待して宿泊すると
部屋の壁の汚れや畳のちょっとした剥がれが気になったり
従業員の私語（でも海外の他のホテルとは比較できないほど遥かにまし！）が
少々残念かもしれません。
しかし、むしろ
海外でこのサービスレベルまで引き上げられるならばあっぱれです。
海外であのサービスを受けられるのは奇跡だと思います。
台湾ではかなり高価な部類のホテルですが
日本の加賀屋に比較すればかなりリーズナブルに宿泊できて、大変お得です。
部屋風呂も温泉で最高すぎます。
台湾初心者も上級者も選択肢の一つとしていかがでしょうか。
ご予約はこちらから！！
日勝生加賀屋(RADIUM KAGAYA INTERNATIONAL HOTEL)
