2019年4月16日（火）の訪問記録です。
吉野山の位置関係
吉野は山です。かなりの山です。
花見というよりは、ハイキングにおまけで花見と考えた方がよいです。
山の上から奥千本、上千本、中千本、下千本と各エリアが続いています。
2019年4月16日（火）
訪問当時の桜の開花状況は
奥千本、上千本→満開
中千本、下千本→散り始め
でしたので、これは奥千本まで行かねばと思ったわけです。
ですが、奥千本まで行こうとなるとかなり険しい道になります。
上りは使える交通機関をフルに使い、下りは歩いて散策しようと考えました。
混雑具合
近鉄吉野駅
吉野山の玄関口です。
11時過ぎの到着時はそこそこ混み合っていました。
到着時に既に帰りの切符を買うのに列ができていました。
吉野行きの切符を出発駅で買う時に
帰りの切符も合わせて買うことをおすすめします。
（自動販売機で購入できます）
もしくは帰りに買っても問題はなさそうです。
こちらは帰り（16時過ぎ）の駅の様子です。
到着時より人が少なく、
私も行きに購入した指定券を変更しましたが
直近の電車に問題なく振り替えることができました。
吉野駅→中千本公園のバス
桜の時期のみ中千本公園へ向かうバスが出ています。
山を2つほど超えられる
中腹まで一気に進むことができる楽ちんコースです。
11時過ぎ、待ち列はできていましたが、
何台もバスが控えているピストン運行なので
すぐに列は捌けそうですが
車内ぎゅうぎゅうでの発車です。
山道の走行だから踏ん張るのが大変そうです。
ICカード利用可能です。
ロープウェイ
先程のバスよりは進める距離は少ないのですが
山道を1つショートカットできるルートがこちらです。
5分ほど待って乗ることができました。
現金のみの清算です。
こちらもぎゅうぎゅう詰めでの運行です。
真ん中に立ってしまうと
何も見えない＆掴まる所がない
地獄になるので注意です（経験談）
ロープウェイに乗ることで
徒歩約20分（上り）の分のカットに成功できます。
ロープウェイ到着後も容赦ない上り坂が続くので覚悟してください。
中千本→奥千本のバス
中千本の上の方に位置する「竹林院」から奥千本まで一気に上るバスがあります。
バスだと15分、徒歩で上ると1時間以上になります。
12時頃に到着したころには
券売場がこんな様子。
現金のみの清算です。
並び列はこちらではなく奥です。
ちなみに列はこれだけではなく
ここから離れたまだ先にも待合スペースがあります。
こちらの桜も綺麗でした。
桜吹雪がひらひら舞っていて飽きることはありませんでした。
待ち時間は40分と言われ、
きっちり40分で乗ることができました。
ちなみに14時頃に
奥千本から徒歩で降りてきて
バス停を見ると待ち列は0でした…。
桜の状況
奥千本
満開でした。
が、まだ上るのおおおお～。
「修行門」と銘打たれたこちらの門、
まさに修行でした。
すさまじい坂です。
上ると金峯神社がありました。
更にその上も何かありそうでしたが
もうこれ以上上るのは厳しいです。
下りる道からの景色も最高でした。
向かって左側の部分は立ち入り禁止のようで
バリケードやロープも張っていましたが
おかまいなしに多々人がいました。
見晴はよさそうですが、ガードがなさそうだったので怖いです。
奥千本→上千本の間
見所なしの急な傾斜の杉林が続きます。
全てコンクリート塗装はされているのでそこは救い処です。
高城山展望台
途中で展望台があったので寄ってみましたが
まだ上るのおおおおお。
しかも先ほどの修行より急です。
途中で犬カートに小型犬を乗せて押して上っている方にも遭遇しました。
いいご身分だこと…お犬様…。
中にはベンチも多々ありましたが
なかなかの埋まり具合でした。
見晴は最高ですが、桜要素は少なめです。
反対側には先ほどまでいたであろう
奥千本が見えました。
一本見事な桜が植えられていました。
入口の坂が尋常ではないので
元気のある人だけ寄りましょう。
ここだけで尋常じゃなく体力を削がれます。
上千本
つまらない杉林を抜けると
少し民家や神社が見えてきました。
花矢倉展望台
こちらはおすすめ！絶対に寄りましょう。
先程の展望台と違って坂もありません！（重要）
こちらからの眺めが！
これぞ、吉野という景色です。
ベンチはいくつかありましたが
こちらのお店で飲食をすると
座敷であの景色が楽しめますが
なかなかのお値段でした。
まあ当然ってところでしょうか。
山の傾斜
山の斜面には、かなり急ではありますが
ピクニックをできそうな芝生がありました。
皆さん切株ベンチ（ただの切株）に座って
休憩したり、食事をしたりしていました。
ここで柿の葉寿司を食べたら最高でしょうね！
ここからもしばらくうねうねと山道が続いていますが
どこから見てもいい景色で一番楽しめるポイントでした。
うねうねと下っていると
先程のバス停に戻ってきました。
所要時間は1時間ほどかかりました。
私の場合は下り坂が続き
歩く速度が制御効かず（笑）
転がり落ちるように小走りで下りてきたので
少々早めに下りれたように感じます。
冗談抜きでずっとこんなんですもん。
そりゃ転がり落ちますよ。
踏ん張るから前ももが痛いこと痛いこと。
中千本
中千本は寺や神社など見所満載です。
金峯山寺
中千本、いや吉野山のメインとしては
こちらのお寺になりますでしょうか。
桜の時期だけの御開帳もしていましたが
高いと思ったのとお土産つきだったのでやり場に困るなあと思ったので見送り。
お線香はあげたので許してください。
門は工事していました。
横からは奥千本を眺めることができました。
が、後述の吉水神社からの眺めが一番でした。
吉水神社
こちらは是非立ち寄りましょう。
メインストリートから若干逸れる所に位置するのですが
こちらから見える景色は最高です。
さえぎる物なく、奥千本までを眺めることができます。
奥千本から下りてくると
あそこから遥々下りてきたんだなあとしみじみします。
下千本
行きはロープウェイでカットした
「七曲りの道」を下ります。
このあたりから
開花状況としては
「散り始め」となっていましたが
まだまだ見頃でした。
山道に沿ってうねうねとした道でしたが
途中でショートカットの側道もありました。
急でしたが。
でも奥千本から下りてきていると
この程度は優しく感じます。
ご飯
下千本～中千本はお店が多々立ち並び、にぎわっています。
柿の葉寿司、葛、お団子、お餅が多かったです。
こちらの豆腐のお店で
揚げを煮たものと豆乳ソフトを食べました。
揚げ煮はお出汁がひたひたで熱くて食べにくかったですが美味しかったです。
ロープウェイの駅前に売っていた
あゆの塩焼きを買いました。
私「（500円のを）1つください」
おやっさん「美味しいのがええか？」
私（500円の中で選んでくれるってことか？）
「宜しくお願いします！」
おやっさん「じゃあ700円ね」
冗談かと思いましたが、
よく見ると500円の隣に、700円の別の塩焼きがありました。
私「500円のがいいんですけどー…」
おやっさん「こっちのが美味しいよ、俺嘘つけへん」
ということで700円のを買わされました。
何かだまされた気分…。
ベンチで頂きました。
まあ確かに美味しかったけど
500円のと食べ比べていないのでわかりません(-_-;
ベンチに座れたからよかったけど
ハエとか蚊が多かったかな。
うーん、若干後味悪し。
吉野にも外国人が多数来ていました。
旅館の名前も英語が並んでいます。
駅前では帰りの時間は
ソフトクリームを召し上がっている方が多々いました。
柿の葉寿司は売り切れが多く目立っていました。
吉野駅
売店が数店と屋台も数店出ていましたが
屋台の兄ちゃんはやる気なさそうで商品が全然ありませんでした（笑）
駅前には無料マップもあります。
口コミを見ていると
「吉野駅に着いたらマップを手に入れよう」
というRPG的な流れとなっていますが
私は到着時には見つけることができず、
それでも問題なく散策することはできました。
コインロッカーも3か所にあります。
（あと1か所はトイレ前）
使用状況はがら空きでした。
近鉄特急に揺られて帰ります。
（いつも思うんですけど
近鉄特急の停車音のファミコンっぽいチープな音がもっちゃい感じですよね）
まとめ
吉野の山はかなりの山なので
生半可に花見しようという気軽なノリでは
痛い目を見ます。
ハイキングに花見がおまけについていると考えると、とても楽しめます。
ハイキングとしてオススメです。
翌日はもれなく筋肉痛となります。
日程にはゆとりをもって計画しましょう。
高いピンヒールで来ていた女性もいましたが
大丈夫だったのだろうか。
（ヒールって意外と上りは楽ですけど、下りは恐怖ですからね）
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