大阪から松山に行くことになりました。
そこで
大阪南港から愛媛東予港に就航している
オレンジフェリー
を使ってみました。
フェリーだけど、全室個室!
レストランが安くて美味しい!
大浴場完備!
揺れも気にならない!
まさに動くホテルでした!
しかも到着後は朝から観光できる!
使わない手はないです!
出発時間・到着時間
大阪南港22時発
※20時から乗船可能
↓
愛媛東予港6時着
※7時まで乗船可能
東予港到着後は各地への連絡バスも運行しています。
連絡バス|関西航路|航路・時刻表・のりば案内|オレンジフェリー|四国開発フェリー株式会社
今治方面などは無料で、
値段
全室個室で部屋のグレード&時期によって料金は変動します。
1番安いシングルルームで
6,900円~※2019年12月時点
1泊しながら朝一に到着で移動できるのならばコスパはよいです◎
予約
公式HPからWEB予約もできるのですが
松山方面の有料連絡バスも予約しようとなると
電話でしか受け付けていないようで…(-^-)
今後WEBで完結できるようになれば便利なのになと思う次第です。
乗船の注意ポイント
・船内で食べ物やアルコールを買えるのは22時まで
・フェリーターミナル内の売店は20時まで
・最寄のコンビニは最寄駅のフェリーターミナルとは反対側の出口のセブンイレブン
・シングルは外鍵なし
・船内でのネット環境は期待できない
南港
大阪側の乗り場をご紹介します。
最寄駅は
ニュートラム フェリーターミナル駅から徒歩3分
1階の左側の受付で手続きをします。
電話予約&当日突撃の方はこちらの記帳台で申込書に記入します。
(しみじみ面倒)
WEB予約の方は不要です。
支払はクレジットカードも使えました。
乗船券と連絡バス乗車券をゲットしました。
部屋番号はチケットに書いてあります。
乗船時間まで
2階の待合室でぶらぶらします。
座席は余裕でした。
客層はものすごい若い(乳幼児)か年配かで振り切っている印象でした。
あとは運転手さんらしき方々でした。
小さな売店がありましたが
営業時間は20時までです。
船内でアルコールや食べ物を買えるのは
レストランが閉まる22時までなので要注意です。
必要な方は買っておきましょう。
とはいえこの売店も
20時には閉まる上に
品揃えもそこまでよくなく。
フェリーターミナルから1番近いコンビニは
最寄駅からターミナルの反対側の出口にあるセブンイレブンのみなので
要注意です。
売店が閉まっても
ソフトドリンクの自販機と
カップ麺はありました。
古みを感じます!
待合室にはひっそりと
ゲームコーナーがありましたが
1つも稼働しておらず。
20時になったら乗船スタートです!
船内
デラックスシングル以上の人は
入口入ってすぐの案内所で鍵を受け取ります。
乗船直後は行列ができていました。
※シングルは内鍵のみで、鍵の受取は不要です。
外から施錠できないので要注意です!
そして目の前には優雅な階段が広がっております。
本当に船の中ですか?
ホテルみたいです。
優雅な曲線を描いた階段です。
ベンチやソファもたくさんあります。
ひっそりと撮影コーナーもありました。
部屋
部屋が立ち並んでいます。
船の外側(上記写真の左側)はランクのいい部屋です。
一番やっすいシングルは真ん中です。
窓のない閉鎖空間です。
船の内側が一番ランクの低いシングルルームです。
1区画に14部屋あります。
中に入るとこんな感じ。
広さはベッドを含めて
診察台が2つぐらいのサイズです。
診察台よりは快適な程度のサイズのベッドがあります。
敷布団に巻かれたシーツとは別に
もう1枚畳まれて置かれたシーツがあり、
掛け布団の間に使ってね、とのことでした。
机と椅子と鏡があり
最低限の作業はできます!
鏡横にはタオル掛けがあります。
使ったタオルを干せるので便利でした!
コンセントは2つもあります。
机の扉を開けると
救命胴衣があります。
ここまでホテル感満載でしたが、
やはり船なのだなと引き戻されます。
ハンガー1つとフックが1つ。
しっかりめのスリッパがありました。
これで船内を歩いてもOKです。
運悪く、ゴミ箱の真ん前の部屋でしたが
全然うるさくも臭くもありませんでした。
ゴミ箱は全くうるさくなかったですが
隣の部屋の物音は全てダダ漏れでした。
チャックを開ける音とかビニールを触る音とか。
そしていびきも。
もしも子どもや団体が近くにいたらうるさくて眠れないかもしれません。
ですが、子連れはシングルではなく
ロイヤルやスイート、
団体はシングルプラスを使っていると思います。
ちなみに同じ区画内には女性しかいないので安心です。
(確か電話で予約した時に「ではレディースルームを取っときますね~」と言われたような言われなかったような)
埋まり具合は1部屋空いていたぐらいで
ほぼ全て埋まっていました。
Wi-fi
Wi-fiは飛んでいますが
使い物になりませんでした。
携帯電話会社の電波も海上では弱いので
船内ではネット環境は期待できません。
まあ寝るだけなので我慢ですね。
大浴場
大浴場もあります!
更衣場には鍵のかかるロッカーがあります。
一番混み合いそうな夜の時間帯に行きましたが
洗い場・浴槽ともに余裕はありました。
シャンプー、リンス、ボディソープ完備、花王でした。
ドライヤーはタイミングが悪く、少しだけ待ちました。
HPには海も臨めますとのことでしたが
何も見えませんでした(´・ω・`)
シャワー
大浴場だけでなく
個別シャワーブースもあります。
使っている人はほとんどいませんでしたが
きれいでした。
こちらも
シャンプー、リンス、ボディソープ完備、花王でした。
シャワーブース内の背後には
ちょっとした物置スペースもありました。
更衣スペースには鍵をかけられます。
ちょっとしたベンチと物置があり
フックは2つ
鏡もあります。
シャワーブースと大浴場は繋がっていて
ドライヤーは大浴場と共有となります。
トイレ
もちろん部屋の中にはトイレはないですが
とても広くてきれいなトイレが完備しています。
音姫もあります。
洗い場も多く、朝に歯磨きしていても大丈夫です。
メイクできそうな鏡もばっちりです。
古いデパートより整っていて綺麗です。
そしてびっくりしたのが
ドライヤー(しかもパナソニック)まであること!
もちろん風呂場にもあるのですが
お手洗いにまで完備しているとはびっくりです。
レストラン
安くて美味しいと評判で楽しみでした。
人気なのは鯛めしなんだそう。
カフェテリア方式です。
一部メニューはレジで注文します。
季節限定のクエ鍋がありました。
後で追加しようと思っていたらすぐになくなっていました(;_;)
お刺身も充実です!
補充はされているメニューもあれば
無いメニューもあり。
おでんまで!
こちらは注文するメニューです。
麺類と丼が多いです。
ドリンクメニューもレジで注文します。
アルコール類は
レストラン入口のお酒コーナーでも注文できそうでした。
自動ビールサーバーもありました。
テンションあがっちゃう。
銘柄はディスプレイでも表示していました。
アルコール売場に
お土産も併売していました。
鯛めしとみかんチューハイを注文してしまいました。
ぷりぷりの鯛の刺身に
卵、さらにとろろもついていて、
豪華な卵かけご飯のようです
みかんチューハイはアルコールがきつかったです。
8%でした。ストロングやん。
夜は20~22時半までの営業、
しかもそれ以降はアルコールや食べ物を買う手段がなくなりますが
座席確保に困ることはありませんでした。
座席数はこんな感じでした。
自販機
レストランの営業が終了しても
自販機はある程度は揃っています。
ソフトドリンクの値段は地上と変わりない良心価格です。
カップで買えるホットドリンクもあります。
アイスの自販機もあります。
ハーゲンダッツの限定味まで揃っています。
お菓子の自販機もあるので
飢えはしのげそうです。
アメニティ類もあります。
自販機前には
船内取扱いお土産一覧もありました。
購入はレストランにて、営業時間内のみです。
その他
セーフティボックス
貴重品だけが入りそうなセーフティボックスが自販機横にありました。
シングルの欠点は外鍵がないこと。
貴重品は必ず持ち歩くとして
コートや着替えなどの荷物は
部屋に置いて行っても
置き引きされる心配はなかろうとは思いますが
念のため持ち歩いていました。
乗船してまず
レストランに行って
お風呂に入って
部屋に入る流れで過ごしました。
ゲームセンター
1回200円の大きなUFOキャッチャーと
1回100円の小さなUFOキャッチャーがいくつかありました。
そしてパチンコ。
大浴場のすぐ横に位置していたので
吸い寄せられるようにゲーセンに入ってしまいます。
キッズスペース
子供用のボールプールと
奥に授乳室がありました。
マッサージチェア
4台ありました。
誰も使っていませんでした。
フリーペーパー
観光ガイドも多々あります。
外
フェリーの醍醐味ですね!
出発前に出てみましたが
外に出る扉の風圧が強くて重くて
走行中に外に出るのはやめておきました。
何より真冬だったので寒い((((´・ω・`))))
でっかい煙突。
現在地
フロント横のモニターに
現在地マップが映し出されていました。
船内でのネット環境は死んでいたので
こちらで確認するしかありませんでした。
でもまあ寝て起きたら着くので我慢ですね。
ロビーで酒盛り
コンビニで買いこんだお酒で酒盛りしている団体が至る所にいらっしゃいました。
私も便乗いたします。
部屋に冷蔵庫はもちろんないので
ビールは厳しいですが
ハイボールやチューハイは冷たいものを飲めます!
東予港到着
部屋でぐうすか寝ていると
5:30過ぎに館内アナウンスがありました。
「6時定刻に到着予定です」
夜通し揺れは気になりませんでしたが
着岸前は寝転がっていると不思議な揺れを微妙に感じました。
7時まで船内に滞在できるのですが
松山行きの連絡バスの発車が6:20なので
泣く泣く退散します。
ターミナルはピカピカで
和牛が写った愛媛観光ポスターがでかでかと出迎えてくれました。
ちょうどM-1決勝に敗退したというニュースが流れた直後で勝手に哀愁を感じました。
松山行きのバスに乗ります。
こちらは新居浜行きの無料バスです。
松山行きのバスは
道後温泉行きのバスの2台体制でした。
どこまで行っても同じ料金なので
出来るだけ遠い道後温泉に行くのがお得です。
私もちゃっかり道後温泉まで向かいます。
バスは3列独立シートで
深夜バス感が漂います。
案内もなんだか深夜バス感漂います。
でもこちらに書いてあるサービスはこの路線ではなかったような。
7:30過ぎ、道後温泉駅に到着しました。
停留所が少なくなる分、予定より30分ぐらい早く到着しました。
さあ朝から温泉に入るとします。
まとめ
まさに動くホテルなオレンジフェリー!
夜寝て朝起きれば朝一から動けます。
レストランや売店が常時開いていなかったり
シングルだと外鍵がなかったり
多少不便な点もありますが
対策次第でどうにでもできますし
深夜バスとは比べ物にならない快適さです。
普段は「移動手段は飛行機一択!」な私でも楽しめました。
ちょうどいい飛行機の便が見つからなかったら
オレンジフェリーという手も検討してみてはいかがでしょうか?
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その他フェリー乗船記